パドレイグ・ハリントンはシニア入り前に300ヤード超のスイングに改造
1971年生まれ、アイルランド出身。53歳
PGAツアー時代はメジャーで3勝しています。ハリントンは47歳くらいのときからシニア入りを目指して練習に取り組んできました。その頃に練習場でやっていたのは、左足をステップして目標方向に踏み込むとか、打ち終わったあとに右足を一歩出すとか、地面反力を使う動き。以前はドライバーの飛距離は290ヤード前後だったのが、シニア入りしたら一気に300ヤードを超えてきました。
自分の筋力だけでなく、地面反力であったり外力を有効活用できるかどうか。シニアになってくると、どんどん内力の部分が減ってきて、筋力だけに頼っている選手はどんどん苦しくなってくる。外力を使えるようにどんどんリニューアルしているハリントンのような選手が長生きできるのかなと思います。
また、彼は若いときに会計士を目指していたくらいロジカルで頭脳明晰。レッスンしている動画を見ても、足の下にバスタオルを敷いて「始動ではバスタオルを捻るように」とかすごく分かりやすくレクチャーしてくれる。そういうことを理詰めで考えて練習しているタイプです。
【パドレイグ・ハリントン 米シニアツアー成績】
今季2勝、通算11勝