2017年フェデックスカップ・プレーオフ概要
【ゴルフ用語集】フェデックスカップ
レギュラーシーズンのランキング1位が優位性をもってプレーオフに臨むわけだが、そのまま年間王者になっているわけでもない。2009年以降、ツアー選手権の優勝者と年間チャンピオンが同一なのを見ても分かるとおり、シーズン終盤に調子を上げた選手が年間チャンピオンの座に就く可能性が高いともいえるだろう。
そういう意味ではWGC-ブリヂストン選手権で優勝し、全米プロゴルフ選手権でも最後まで優勝争いを演じた松山英樹が、今年の年間王者最右翼といっても過言ではないのだ。対抗はディフェンディングチャンピオンで勝ち方を知っているローリー・マキロイ(北アイルランド)や、メジャー2勝のジョーダン・スピース(米国)、大穴はレギュラーシリーズ最終戦のウィンダム選手権を制したヘンリック・ステンソン(スウェーデン)か。
ちなみに年間チャンピオンに複数輝いているのはタイガー・ウッズ(米国)のみ。マキロイやスピース、そしてステンソンが勝てば、それに肩を並べることになる。
【歴代年間チャンピオン】
2016年 ローリー・マキロイ(レギュラーシリーズ36位)
2015年 ジョーダン・スピース(同1位)
2014年 ビリー・ホーシェル(同69位)
2013年 ヘンリック・ステンソン(同9位)
2012年 ブラント・スネデカー(同19位)
2011年 ビル・ハース(同15位)
2010年 ジム・フューリク(同11位)
2009年 タイガー・ウッズ(同1位)
2008年 ビジェイ・シン(同7位)
2007年 タイガー・ウッズ(同1位)
今年のスケジュールだが、以下のようになっている。
【第1戦】8月24〜27日 ザ・ノーザン・トラスト グレンオークスC(ニューヨーク)125名
【第2戦】9月1〜4日 デル・テクノロジーズ選手権 TPCボストン(マサチューセッツ)100名
【第3戦】9月14〜17日 BMW選手権 コンウェイ・ファームズGC(イリノイ)70名
【第4戦】9月21日〜24日 ツアー選手権 イースト・レイクGC(ジョージア)30名
例年と異なるのは、昨シーズンまで2月にリビエラCC(カリフォルニア州)で「ノーザン・トラスト・オープン」を開催していたノーザン・トラストが、プレーオフ初戦に移行。会場もニューヨーク州にあるグレンオークスCとなった(空いた州はジェネシス・オープンが開催)。また、第2戦のスポンサーがドイツ銀行からデルに変更となっている。
2017年フェデックスカップ・プレーオフ ポイント配分表
| 順位 | ポイント | 順位 | ポイント | 順位 | ポイント |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2000 | 31 | 106 | 61 | 19.2 |
| 2 | 1200 | 32 | 100 | 62 | 18.4 |
| 3 | 760 | 33 | 94 | 63 | 17.6 |
| 4 | 540 | 34 | 88 | 64 | 16.8 |
| 5 | 440 | 35 | 84 | 65 | 16 |
| 6 | 400 | 36 | 80 | 66 | 15.2 |
| 7 | 360 | 37 | 76 | 67 | 14.4 |
| 8 | 340 | 38 | 72 | 68 | 13.6 |
| 9 | 320 | 39 | 68 | 69 | 12.8 |
| 10 | 300 | 40 | 64 | 70 | 12 |
| 11 | 280 | 41 | 60 | 71 | 11.6 |
| 12 | 260 | 42 | 56 | 72 | 11.2 |
| 13 | 240 | 43 | 52 | 73 | 10.8 |
| 14 | 228 | 44 | 48 | 74 | 10.4 |
| 15 | 220 | 45 | 44 | 75 | 10 |
| 16 | 212 | 46 | 42 | 76 | 9.6 |
| 17 | 204 | 47 | 40 | 77 | 9.2 |
| 18 | 196 | 48 | 38 | 78 | 8.8 |
| 19 | 188 | 49 | 36 | 79 | 8.4 |
| 20 | 180 | 50 | 34 | 80 | 8 |
| 21 | 172 | 51 | 32 | 81 | 7.6 |
| 22 | 164 | 52 | 30 | 82 | 7.2 |
| 23 | 156 | 53 | 28 | 83 | 6.8 |
| 24 | 148 | 54 | 26 | 84 | 6.4 |
| 25 | 142 | 55 | 24 | 85 | 6 |
| 26 | 136 | 56 | 23.2 | ||
| 27 | 130 | 57 | 22.4 | ||
| 28 | 124 | 58 | 21.6 | ||
| 29 | 118 | 59 | 20.8 | ||
| 30 | 112 | 60 | 20 |
松山英樹とフェデックスカップ
表を見ても分かるように、2014年を除くと8戦中20位内が5回と好成績を残してきているため、大会との相性はいいといって間違いない。
2016年の最終戦は5位という最高位も出し、今年は年間チャンピオンへの期待が大きくかかる。
| 第1戦 | 第2戦 | 第3戦 | 最終戦 | |
|---|---|---|---|---|
| 2016年 | 予選落ち | 15位タイ | 24位タイ | 5位 |
| 2015年 | 13位タイ | 25位タイ | 7位タイ | 12位タイ |
| 2014年 | 30位タイ | 57位タイ | 20位タイ | 22位 |
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