過酷な戦いに拍車がかかっている。118回目を迎えた海外メジャーの「全米オープン」は2日目を終了し、アンダーパーが前日の4人から1人へ。抜け出したのはトータル4アンダーで単独首位のダスティン・ジョンソン(米国)。先週の米国男子ツアー「セント・ジュード・クラシック」で優勝を果たし、勢いそのままに2日間を乗り切った。
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強風が吹き荒れ、ピン位置も左右、前後と好き勝手に振られた初日。多くの選手が面食らい、平均ストロークは想像を超える数字を記録(パー70に対して76.474)したが、2日目は、また違った難敵がコースや選手を襲った。
朝から気温が上がらず、午前中は強い雨がコースを襲った。午前組の選手はもろに影響を受けて、「寒さと雨で、全然飛ばなくなった。コースが長く感じた」とツアー屈指のロングヒッターのジョンソンをも苦しめた。それでもジョンソンは「パーを取ることだけを考えていた」と、結果的にはスコアを3つ伸ばした。
そんなジョンソンを追うのは、トータルイーブンパーのスコット・ピアシーとチャーリー・ホフマン(ともに米国)。メジャー未勝利の2人が世界ランク1位のジョンソンを追う展開だが、その下には、英国艦隊のイングランド勢が迫っている。