＜ザ・メモリアル・トーナメント　最終日＞◇7日◇ミュアフィールドビレッジ・ゴルフクラブ (7,265ヤード・パー72)

　オハイオ州にあるミュアフィールドビレッジ・ゴルフクラブで開催されている米国男子ツアー「ザ・メモリアル・トーナメント」最終日。タイガー・ウッズ(米国)が4打差をひっくり返し逆転優勝を飾った。

　首位と4打差の7位タイからスタートしたウッズは、猛追を見せた3日目の余勢を駆って序盤からエンジン全開。出だし2番でバーディを奪うと、4番、5番で連続バーディ、7番でもバーディとグングン上位との差を縮めていく。8番でこの日初のボギーを叩くも、11番パー5でイーグルを奪うなど勢いは衰えない。終盤15番でもバーディ、16番はボギーを打つも17番、18番上がり2ホールを圧巻の連続バーディでフィニッシュ。この日は1イーグル・7バーディ・2ボギーの“65”と爆発し、トータル12アンダーで逆転優勝を飾った。

　このウッズに最後まで食い下がったのがジム・フューリク(米国)。トータル8アンダー3位タイと上位でスタートしたフューリクだったが、前半はスコアをなかなか伸ばせない苦しい展開。後半11番、12番連続バーディでようやく追い上げムードかと思われたが後が続かなかった。その後はパーセーブが続き、最終ホールの18番でようやくバーディを奪うもときすでに遅し。トータル11アンダーと1打及ばずタイガーチャージの前に屈した。

　ウッズは「アーノルド・パーマー招待」に続き今季2勝目。復帰直後はショット、パットともに安定感を欠き、ヒザの手術の影響も感じさせたが、ここにきてようやく本来の姿を取り戻しつつあるようだ。ウッズの次戦はメジャー第2戦「全米オープン」。あの91ホールに及ぶ死闘から1年、連覇に向け王者の準備は整った。

　日本の今田竜二は2バーディ・3ボギーとスコアを1つ落としトータル2アンダー14位タイで最終日を終えている。