笑い話の間には、なぜアメリカに行ったのか?といった真面目な質問もしてみました。「アメリカに行っても痛い思いをするだろう。でも憧れてきた舞台だから指を加えて見ているのではなく、挑戦してコテンパンにやられる自分を見てみたい」と語る彼は、自分の事を冷静に見ている人なんだなと思った。「身の丈を知る」という言葉がピッタリくる。
東北福祉大の阿部監督にその日の話をすると、「あいつは3、4年の時にはレギュラーでもなかった。でもプロになって一生懸命練習していた。試合が終わると仙台に帰ってきて次に移動する直前まで、練習していた。彼には自分で選んだ道なんだからやれるとこまで一生懸命やりなさいと言っている」大学の時も、プロになった時も順風満帆だった訳ではない。でも、自分の選んだ道に一生懸命突き進む、静かに熱い男を応援したい。
山下美穂子(やました・みほこ)
東京都生まれ。慶大から00年に日本テレビ入社。主に報道やスポーツを担当、16年9月に退社してフリーに。大学はゴルフ部で主将を務め、ベストスコアは79。趣味はゴルフ、茶道、マラソン。
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