1イーグル、10バーディー、ノーボギー。フェアウエイキープは13/14。パーオン率は100%という素晴らしい数字を並べたが、15番でカップに蹴られたバーディパットと最終18番でぎりぎり入らなかったバーディパットがもしも入っていたら「56」も夢ではなかったという内容だった。
もちろん、そんな「タラレバ」はこれまで「58」に王手をかけながら「59」で終わってしまった過去6名の誰もが抱いた後悔で、フューリック自身も2013年のBMW選手権では「あれさえ入っていれば」と悔しさを噛み締めた。
いわば一番最近、「58」に一番近づいたフューリックが、今日のこの日に「58」を出したということになる。「歴史の一部になれたことがうれしい」。46歳にして達成した歴史的快挙だった。
そして、最終日の優勝争いを勝ち抜いたのはスコットランド出身の31歳、ラッセル・ノックスだった。首位から3打差の2位からスタートしたノックスは、単独首位に浮上したものの、終盤は苦しい展開が続いた。
72ホール目はティショットを大きく右に曲げて深いラフに沈み、第2打はグリーン右手前のバンカーへ。第3打はピンに寄せ切れず3メートル半が残ったが、そのパーパットを見事に沈め、勝利を噛み締めた。