プレジデンツカップをフォトギャラリーで振り返る!
個人マッチが行われた最終日は、序盤こそ米国チームが圧勝しそうな展開だったが、執拗に粘った世界選抜が徐々に追い上げ、終盤は両チームの接戦になった。
選手たちの必死さが彼らの表情から伝わってきた。バッバ・ワトソン、ダニー・リー、アニルバン・ラヒリ、、、、一流選手たちが次々に短いパットを外し、顔を覆う場面から、プレッシャーの重さが伝わってきた。
とりわけ、18番でべ・サンムンが感じたプレッシャーの重さは計り知れない。世界選抜チームのため、母国韓国の名誉のため、これから22か月間の兵役に就く自身のためにも、グリーン手前からのあの第3打をどれほど寄せたかったことか。自らの勝利をどれほど切望し、そしてチームを勝利へ導きたかったことか。その大事な一打を打ち損じ、それがチーム敗北の決定打となってしまったことは、とても残念だった。
だが、視点を変えて対戦相手だった米国チームのビル・ハースの立場に立ってみると、彼は彼で多大なるプレッシャーの下にあった。米国チームのキャプテンは父親のジェイ・ハース。その父親によるキャプテン推薦でチーム入りした息子ハースは、チームのため、自身のため、そして父親のキャプテンとしての名誉や評価も背負いながら戦っていた。
