米ツアーに「飛び込もう」「解け込もう」という意識も、すでにある。
「(米ツアーで)愛されたいです。英語でスピーチもしたいし、友達もいっぱい作りたい。まず英語がしゃべれるようになりたい」。
英語で話しかけられても単語を発するのが精一杯の今は「せっかく話しかけてもらっても会話が続かないんです」と残念がる。
米ツアーの仲間たちと意志の疎通を図り、米ツアー選手として息の長いキャリアを積み上げたい。そんな未来図を描いている。「引退しても仲のいい人がいっぱいいてほしい。そりゃあ、僕だって全勝したいけど。世界ランク1位にもなりたいけど、コツコツ行きます」。
気を抜けば、すぐに落ちたり、逆戻りしたりするのが米ツアー。コツコツ前進を続けることこそが、まずは最善の道。
式典の最後に司会者が言った。
「I don’t see you again.(もう2度と会いません)」
これから米ツアーに行くキミたちには、下部ツアーに戻ることなく前進してほしいという願いが込められた絶妙な一言。