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自分で書いた台本通り ファウラーのメンタル面の成長【舩越園子コラム】

自分で書いた台本通り ファウラーのメンタル面の成長【舩越園子コラム】

配信日時:2015年9月8日 12時16分

今季2勝目 もう過大評価とはいわせない
今季2勝目 もう過大評価とはいわせない (撮影:岩本芳弘)
何が起こるかわからないのがゴルフだと言うけれど、米ツアーがプレーオフシリーズに突入してからは、本当にいろんなことが起こり続けている。

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あれほど絶好調だったジョーダン・スピースが2週連続予選落ちを喫したことは誰にとっても驚きだったが、一番衝撃を受けていたのは、言うまでもなくスピース自身。早くも巷で出回り始めたスランプ説を必死に打ち消すかのように「ショットが悪かったわけじゃない。打った手ごたえは以前と変わらない。ちょっとしたメンタル面のエラーだ」。期せずして得た「しばしのオフ」の間に、そのメンタル面をどう整理し、どう対処したらいいかを考えると言っていた。

スピースの言葉は、かつて勝てそうで勝てなかったとき、リッキー・ファウラーが何度も口にしていたのと、そっくりのフレーズだった。デビューと同時に大きな注目を浴びながら惜敗を繰り返したファウラーは、そのたびに「僕の技術が劣っていたわけではない。不調だったわけでもない。メンタルの問題。ほんの少し勝ち急いでしまっただけ」と悔しそうに言っていた。

その後、2012年のウエルスファーゴ選手権で初優勝を挙げた。昨年はメジャー4大会すべてで優勝争いに絡む奮闘ぶりを見せたが、すべて惜敗。そのせいで今年の春ごろには「最も過大評価されている選手」の1位に選ばれるという屈辱的な出来事もあった。

だが、屈辱の1位に選ばれた直後にプレーヤーズ選手権を制し、口さがない人々を実力と結果で黙らせた。そんな経緯がファウラーの自信を高め、メンタル面を強くしたのだろう。今週のプレーオフ第2戦、ドイツ銀行選手権を制したファウラーの逆転優勝は、まさにメンタル面の強さを生かして得た見事な勝利だった。

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