リッキー・ファウラーの写真も PGAツアーフォトギャラリー
開幕前、米ゴルフ雑誌等が選手を対象に行った調査で、「最も過大評価されている選手」の筆頭に挙げられてしまったのが、イアン・ポールターと並んで24%の票を獲得してしまったファウラーだった。
ファウラーもポールターもファッショナブルな選手だし、人気や注目度も高いため、そのあたりに対する他選手たちからのジェラシーが多少なりとも含まれていたことは想像に難くない。だが、高い人気を誇る一方で、その人気に見合う成績を出しているかと問われると、2012年の「ウエルズ・ファーゴ選手権」を制しただけだったファウラーの米ツアー1勝は「少なすぎる」と言われるのも、ある意味、頷けた。
26歳のファウラーの米ツアー1勝は、もちろん決して悪い成績ではなかった。それどころか、昨年のメジャー4大会すべてにおいてトップ5に食い込んだ成績は、言うまでもなく立派なものだった。
しかし、勝利こそがすべてだという考え方をする選手たちにしてみれば、ファウラーの「高い人気」と「わずか1勝」は不釣合いに感じられたのかもしれない。その結果、彼は「最も過大評価されている選手」の筆頭に挙げられてしまった。