日本の賞金ランク1位が最終日に意地を見せた。ロイヤル・リバプールGCで開催された海外男子メジャー「全英オープン」の最終日。トータル4オーバー63位タイから出た小田孔明が8バーディ・1トリプルボギーの“67”をマーク。5つスコアを伸ばしてトータル1アンダー、松山英樹と並ぶ39位タイで4日間の競技を終えた。
2014年「全英オープン」最終結果はこちら
この日の小田は難関2番ホールでバーディが先行。しかし、直後の3番ホールでセカンドショットをOBとするなど、まさかのトリプルボギー。序盤に大きく躓き、この時点でトータル6オーバーに後退した。
しかし、ここから現在日本で最も勢いのある男が本領を発揮。5番パー5で3打目のアプローチを2メートルに寄せてバーディとすると、6番、7番と立て続けに5メートルのパットを沈めて連続バーディ。さらに8番ホールではグリーン脇からのアプローチを沈めてチップインとするなど、怒涛の4連続バーディをマークした。
勢いそのままに後半に入ってからも3つのバーディを奪った小田はトータル1アンダーまでスコアを伸ばしてホールアウト。2日目以降、スコアを落とす苦しいラウンドが続いていたが、その鬱憤を晴らすような猛チャージで自身4度目の「全英オープン」を締めくくった。