しかし、今日のマキロイはこの“鬼門”を見事にクリアしてみせた。スタートホールこそボギーとしたが、5番パー5で2オン2パットのバーディを奪ったのを皮切りに7バーディを奪取。多くの選手がアイアンで刻む中、ドライバーを多用するアグレッシブなゴルフでチャンスを量産し、攻め続けることで自らの“鬼門”を乗り越えた。
そして“鬼門”の2日目をビッグスコアで乗り切ったことで、今度連想されるのは圧倒的な強さでメジャー初優勝を飾った2011年の「全米オープン」だろう。この大会でマキロイは初日“65”、2日目“66”とスコアを伸ばして飛び出すと、その後、一人旅を続けて最終的に2位のジェイソン・デイ(オーストラリア)に8打差をつける圧勝劇を見せた。
はたして、今大会で2011年「全米オープン」の再現となるのか。まずはマキロイとウッズが明日の“ムービングデー”にどのようなプレーを見せるのか注目したい。