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【舩越園子コラム】心温まる1年

【舩越園子コラム】心温まる1年

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2013年12月16日 08時33分

 (Photo by Harry HowGetty Images)
(Photo by Harry HowGetty Images)
 米ゴルフ界、世界のゴルフ界の2013年は、どんな1年だったのか。その1年を言い表す一言は、どんな言葉になるのか。

試合数減…人気低迷男子ツアーはどうすれば盛り上がる?

 そう問われたら、私は「リベンジ」と答える。とはいえ、その和訳は怖くて暗い「復讐」ではない。リベンジを果たした選手も、リベンジを眺めた人々も、誰もが思わず笑顔になるような復活や雪辱。そんな心温まるリベンジが今年はメジャー4大会すべてで見られた。

 アダム・スコットは2012年の全英オープンでメジャー初優勝に王手をかけながらアーニー・エルスに敗れたが、公けの場では見せなかったあのときの悔し涙を糧に、今年のマスターズを制し、「オーストラリア人はオーガスタで勝てない」という悲しいジンクスを覆した。

 ジャスティン・ローズは17歳のアマチュアとして出場した1998年全英オープンでいきなり4位に食い込んだ活躍が、まるで人生の最高潮だったかのごとく、プロ転向後は陽の当たらない道を歩んできた。プロデビュー直後から21試合連続予選落ちを喫し、欧州ツアー初優勝まで4年、米ツアー初優勝まで12年。最愛の父を白血病で失い、苦渋と辛酸を舐めた日々は、今年の全米オープン優勝でようやく報われた。

 フィル・ミケルソンは、すでにメジャーチャンプだが、愛国心に富む彼の何よりの悲願は惜敗続きの全米オープンのタイトルを手に入れること。そして今年、彼はついに米国のナショナルチャンピオンに輝きかけたのだが、最後の最後に大会6度目の惜敗を喫し、「心が張り裂けそうだ。立ち直るまでには時間がかかる」と肩を落とした。すでに43歳。「今年がラストチャンスだった」と、すっかり弱気になった。が、翌月、全英オープンを初制覇。まだまだ、やれる。まだまだ、勝てる。あの敗北と勝利によって、ミケルソンは大きな勇気と激励を世界中の人々にもたらした。

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