遼、シーズン最終戦は8位タイ!3戦連続トップ10フィニッシュ
8月のウインダム選手権で今季の米ツアーのレギュラーシーズンが終わったとき、フェデックスカップランクの125位以内を逃した石川は、その時点でウエブドットコムツアー・ファイナルへ挑むことが決まってしまった。あのとき石川は「覚悟はできている」と言ったけれど、実を言えば胸中は複雑だったのだそうだ。
「この4試合が決まったとき、ウエブドットコムツアーの上位選手たちと一緒に戦って自分がどれぐらいの位置に行くのか、それを知りたいという興味を抱いた。でも、その中で上位にいけるという自信があったわけじゃない。半分以上、不安だった」と振り返った。
その不安が緊張につながってしまったようで、ファイナル4試合の初戦は予選落ち。だが、2試合目以降は徐々に調子を上げ、最終戦は日に日に着実に順位をアップして8位で終了。だが、トップ10の8位になっても、来季の米ツアー出場権と優先順位を決める50枠のランクのほうは前週までの10位から13位へ下がってしまった。
「(これまで)ウエブドットコムツアーから米ツアーに来て活躍してきた選手は、ウエブドットコムツアー(賞金ランクの)1位、2位で(米ツアーへ)上がってきた人たちという印象が強い」という石川は、だからこのファイナル4試合をトップ5以内で終えて来季に挑みたいと思っていた。が、結果は13位となり「悔しい部分がある」と唇を噛み締めた。