タイガー2位も緊急事態!ショット後に腰の痛みで崩れ落ちる
だが、その注目は、タイガーが物理的に10ミリオンを取るか逃すかと言うことよりも、タイガーが本当の意味で完全復活と言えるかどうかを判断するための注目みたいなものだ。
タイガーは今季5勝を挙げているものの、肝心のメジャーは勝てずじまいだった。メジャーに勝てないタイガーは、かつてのタイガーと同じ強いタイガーと言っていいのかどうか。年間5勝はメジャー0勝に匹敵するのか、上回るのか、下回るのか。このプレーオフシリーズでさらに勝利を挙げたら、タイガー完全復活?フェデックスカップの王者になれば、タイガー黄金時代?
そんな「?」の数々に決着を付ける意味で、タイガーが今週のバークレイズを制することを切望するファンや関係者は多かった。そして、その可能性は限りなく高かった。だが、またしてもタイガーはファンの熱い期待に応えることができずじまいに終わってしまった。
最終日。今季のメジャーチャンプ3人が揃って猛追をかけた姿を見て、好調であることの強さ、メジャーを制して得られる自信の大きさとその影響を感じずにはいられなかった。全英オープン覇者のフィル・ミケルソンが6アンダー、65をマークして6位へ浮上したと思ったら、マスターズチャンプのアダム・スコットが5アンダー、66で単独首位へ浮上し、全米オープンチャンプのジャスティン・ローズもスコットを追いかけてきた。