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【コラム】救世主の必要性

【コラム】救世主の必要性

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2013年3月26日 14時52分

世界ランク1位に返り咲いたウッズ、王者の表情も戻ってきた(Photo by Sam Greenwood/Getty Images)
世界ランク1位に返り咲いたウッズ、王者の表情も戻ってきた(Photo by Sam Greenwood/Getty Images)
 ついに、タイガー・ウッズが世界一に返り咲いた。2010年10月30日以来、29か月ぶりの王座復活。それは想像以上に苦しく長い日々だったのだろうと思う。

タイガー、圧巻今季3勝目!2年5か月ぶり世界ランキング1位に復帰!

 09年暮れに勃発した不倫騒動後、タイガーにとって何が一番のダメージだったのか。私生活では離婚して莫大な慰謝料を払うことになった。大手スポンサーからは次々に契約を解消された。それらは間違いなく金銭的、物理的な痛手だったが、最大の痛手は彼のゴルフそのものの不調を招くきっかけになったもの。それは、長年のコーチ、ハンク・ヘイニーに去られたことだ。

 コーチを失った当時のタイガーは「自分のスイングのことは自分が一番熟知している。スイングチェックは自分でできる」と語っていた。しかし、それが強がりであったことは言うまでもない。そこに左足の故障が加わったことで、スイング作りという基盤が揺らぎ始め、ゴルフ界の王者は闇の中で手探りを繰り返す日々へ落ちていった。

 そんな中、新たなコーチ、ショーン・フォーリーは救世主となった。「僕がこれまでやってきたこととショーンの理論には、かなりの違いがある。だから時間はかかる」と最初から長期戦覚悟でスイング改造に着手。

 左足の悪化で「十分な練習ができなかった」というジレンマの日々が続いたが、「肉体さえヘルシーになれば、練習さえ十分にできるようになれば、コトは必ず起こる。王座に返り咲けるかどうかを疑ったことはなかった」。フォーリーを相棒に得てからのタイガーには、世界一の座から陥落しようと、優勝から遠ざかろうと、すでに希望の光が差し込んでいた。

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