2位に3打差をつけてトップに立ったトリンガーリは過去に3度、初日に首位に立った経験を持つが、一度も勝利にはつながっていない。「僕はプロになってから一度も勝ってない。だからここで勝てたら本当に大きな意味がある」と興奮気味にまくしたてる。
昨年10月、日本開催の「ZOZOチャンピオンシップ」では松山英樹に次ぐ2位。今年1月の「ファーマーズ・インシュアランスオープン」では3位と今季は好調が続く。「ここ2カ月ほどは結果に繋がっていなかったが、好調が来る気配があった。でもきょうは本当に特別な一日、この調子が続けば…」。34歳の伏兵が遅咲きのツアー初優勝を目指す。(文・武川玲子=米国在住)
