クラブを上げる前にダンス? M・ウルフの個性あふれるスイング【連続写真】
学生時代から頭角を現してきた。大学1年時は、所属していたオクラホマ州立大学ゴルフチームのNCAAディビジョン1チャンピオンシップ制覇に貢献。2年時にはNCAA個人戦を制し、2年連続でオールアメリカンに選出。最高峰の栄誉とされる「フレッド・ホスキンス・アワード」と「ジャック・ニクラス・アワード」を受賞した。
2019年のプロ転向後、わずか3戦目の「3Mオープン」で優勝。コリン・モリカワ(米国)、ビクトル・ホブラン(ノルウェー)ら将来を嘱望される選手たちと同時期に鳴り物入りでプロ転向したことから、注目され続けている。
一方で、今季は試合中の褒められたものではない行動がニュースとなった。3月の「ザ・プレーヤーズ選手権」では、左に池のある地点からのショットがグリーンを大きく外れると、両手に持ったクラブを放り投げるように池に落とし、「マスターズ」初日には、1番でダブルボギー、2、3番を連続ボギーで迎えた4番のティショットを右のバンカーに入れると、アイアンを地面に押し付けて折ってしまった。結局、マスターズはトータル15オーバーで予選落ちしている。
一度見たら忘れない、超個性的なスイングから放たれるドライバーショットの飛距離は、ツアートップクラス。ファンを魅了する力があり、カリスマ性も秘めている。19年の初優勝以来、約3年勝利から遠ざかっているが、残りのシーズンでは結果で話題をさらってほしい。
