【連続写真】体重移動で飛ばす! ジャンボ尾崎のドライバースイング
会見も終盤、ワトソンは自らマイクを握り、同席した倉本昌弘PGA会長に向き直った。「僕だけ前のティからプレーしていいかな?」とジョークを飛ばしたあと、「もう一つ。来年はジャンボ(尾崎)もプレーさせてほしい」と続けた。関係者が色めき立つなか、倉本会長も「(尾崎に)お願いに行きたいと思う」と応じ、レジェンドに向けてオファーを約束した。
実は2017年9月に、同じく成田GCで開催されたPGAツアーチャンピオンズ「JAL選手権」時にも関係者を通じて、倉本会長から尾崎には出場オファーをかけていた。前回は実現しなかったものの、今回はワトソン直々のオファーとあって、倉本会長自ら動くのも辞さない覚悟だ。「今回も厳しいとは思うけど、お願いはしてみたい。これから(尾崎の自宅がある)千葉の試合が2試合(富士フイルムシニア、ISPS・ハンダカップ)あるので、そのどこかで行こうかと思う」とスケジュールの合間を縫ってレジェンドに直談判する。
尾崎と2歳年下のワトソンは全盛期に米ツアーやテレビマッチで顔をたびたび合わせ、しのぎを削ってきた間柄。2013年に「ダンロップ・フェニックス」で同組となった際にワトソンが「永遠のライバルだ。初めてプレーしたのは73年のテレビマッチだったけど、その時はボクが66で勝っている(尾崎は68)」と語るなど、思い入れは強い。
尾崎は生涯レギュラーツアーを公言しているが、倉本会長も「過去戦ってきた選手たちが沢山いるわけだから、その中でプレーするのは見たい」と腕をまくる。果たして新帝王のラブコールはジャンボに届くだろうか。