R&Aとアジア太平洋ゴルフ連盟は12日、来年4月22~25日に行われる「第9回アジア太平洋女子アマチュア選手権」を、茨城県の太平洋クラブ美野里コースで開催することを発表した。同大会が日本で開かれるのは、同じ茨城県のザ・ロイヤルゴルフ倶楽部で実施された2019年以来、8年ぶり2度目となる。
その発表に際し11日に行われた記者会見には、R&Aのアジア太平洋ディレクターを務めるドミニク・ウォール氏や、日本ゴルフ協会(JGA)の山中博史専務執行役、太平洋クラブの韓俊代表取締役社長らが出席。ウォール氏は、「2人の大会優勝者(19年の安田祐香、21年の橋本美月)を輩出し、メジャーチャンピオンも誕生している、現在の女子ゴルフ界において、ひとつの世界基準になっている日本に大会が戻ってきたのはうれしい。記憶に残る大会にするため準備を進めていく」と、その言葉に力を込めた。
19年大会を制した安田もコメントを寄せ、「このような大舞台で優勝することができて、とてもうれしかったし、今でも良い思い出です。その時は日本開催ということだったので、ぜひ頑張りたいと思っていました」と当時を懐かしんだ。そして、「優勝という最高の結果につながり、プロになってからも、そのおかげでどんな時でも戦いきろうと思えるようになりました。来年、再び日本で開催されるということで、ぜひ日本人選手がたくさん活躍し、盛り上げて欲しいなと思います」と後輩たちにエールを送った。
会見には現役JGAナショナルチームメンバーの岩永杏奈(大阪桐蔭高2年)と、廣吉優梨菜(福岡第一高1年)も参加。2人はきょう12日に開幕した、今年のアジア女子アマ出場者(ロイヤル・ウェリントンGC/ニュージーランド)でもある。「去年に続き2年連続で出場できてうれしい。去年は悔しい結果で終わったけど今回は一打一打に集中して優勝を目指したい」(岩永)、「アジア女子アマに出場することが目標だった。初日からいい組み合わせで回れるので最初から、優勝争いできるように頑張りたい」(廣吉)とやる気も十分だ。
なお同大会の優勝者には、翌年の「シェブロン選手権」、「アムンディ・エビアン選手権」、「AIG女子オープン」(全英)のメジャー3大会や、オーガスタで行われる「オーガスタナショナル女子アマ」などの出場権が与えられる。2人そろって「海外メジャーに出たい」と話すなど、それも大きなモチベーションになる。
来年の日本開催についても言及。今年、日本女子プロゴルフ協会のプロテスト受験が可能になる岩永だが、「来年出場する場合は、ホスト国での出場となる。そうなれば優勝を目指して頑張りたい」と話した。廣吉は「日本でもアジア女子アマに出て、活躍している選手が多い。先輩たちを目標に頑張りたい」と続けた。
02年に開場した太平洋クラブ美野里コースは、日本開催の米女子ツアー「TOTOジャパンクラシック」のコースとしても使用され、今年11月には5度目の実施が決まっている。JGAの山中氏は、「2019年にホームの利も生かし、安田選手が優勝していることもあり、また日本勢が活躍することを心から願っている。今は世界を意識することが当たり前で、アマチュア時代から素晴らしいい国際舞台に参加できる選手は幸せ。引き続き世界に通じるプレーヤーを育てていきたい」と開催決定をよろこんだ。
【アジア太平洋女子アマチュア選手権・開催コースと歴代優勝者】
開催年/開催コース/優勝者
2018年/セントーサGC(シンガポール)/アタヤ・ティティクル(タイ)
2019年/ザ・ロイヤルGC(日本)/安田祐香
2020年/中止
2021年/アブダビGC(アラブ首長国連邦)/橋本美月
2022年/サイアムCC(タイ)/ファン・ティンシュアン(台湾)
2023年/シンガポールアイランドCC(シンガポール)/エイラ・ガリツキ―(タイ)
2024年/サイアムCC(タイ)/ウ・チャンウェイ(台湾)
2025年/ホイアナショアーズGC(ベトナム)/ジェニース・ウォン(マレーシア)
2026年/ロイヤルウェリントンGC(ニュージーランド)
2027年/太平洋クラブ美野里コース(日本)
