日本の“エース”中島啓太のドライバースイング【連続写真】
初めてパリに降り立った中島は、エッフェル塔や凱旋門などへの現地観光でしばし息抜きし、いよいよ臨戦態勢。「会場に来てみると今年一番ワクワクする感じがしますし、それだけ規模の大きい大会だとあらためて感じました」と気持ちのたかぶりも隠さない。
大会は「ル・ゴルフ・ナショナル」と「ゴルフ・ド・サンノムラ ブルテッシュ」という2つのコースを使用し行われる。その印象については「どちらもスコアを伸ばすよう、守りに入ってはいけない。攻め続けなくてはいけないのは少し難しいけど、強い気持ちを持って攻め続けたい」と“バーディ合戦”をイメージする。攻撃的なゴルフで世界一へと近づいていく。
先週は「全米女子アマ」覇者の馬場咲希を擁する女子が戦い、3位で戦いを終えた。「女子がコースを調べてくれたので、ある程度の情報はコーチから教えてもらっている。それを確認しながらやったり、あとはショットの感じを確かめながら回れたら」。男女間での引き継ぎもバッチリとあって、準備も順調に進めることができたようだ。
もちろんチームメートへの信頼も厚い。岡田晃平(東北福祉大3年)は今年の「日本アマ」覇者。そして蝉川泰果(東北福祉大4年)は今年6月の国内男子下部ツアーで史上5人目のアマチュア優勝も成し遂げたとあり、実績・実力ともに十分だ。「どの国も強いけど、日本も強い。自分たちを信じてやりたいです。ふたりとも試合も多く経験しているし、強い選手。自分は海外の試合をたくさん経験しているので、チームの柱になれるように頑張りたいです」。もちろん目標はチームジャパンとしての「優勝」。リーダーシップも発揮し、日本の実力を見せつける。
