コースを出ると、選手たちが向かうのはホテル内のプール施設。ここでクールダウンすると、19時頃にレストランで食事をとって解散、というのが自然な流れになっている。コースとホテルの往復で終わる日々も、こういう時間でオンオフを切り替えているように見えた。「なんとなく、連絡をとってみんな一緒、にとなりますね」(杉浦)。「日本代表として試合に出ているので、団体行動でいいと思う。集まるのは好きなので」(中島)。米国で生活する欧陽も、「はじめて日本のためにプレーする。日本代表として出場できることがうれしいです」と、チームジャパン入りを楽しみにしていた。
ドバイでの共同生活を楽しみつつ、2日目を終えて4人がトップ10入り。30位タイにいた森山は、「日本人で出たかった子がほかにもいるのに、僕が予選落ちて“なんだ”と思われないよう。国旗を背負って大きい大会に出るのは初めてなので、頑張りたい」とここからもっと上を目指す。試合が始まれば個々の戦い。それでも、仲間がいるから頑張れる。お互いの存在が、より力を引き出してくれるのかもしれない。(文・谷口愛純)
