その日曜日には、奇しくも自身が優勝争いを繰り広げた渋野とソンウが「樋口久子 三菱電機レディース」でプレーオフを戦った。佐藤は、これで「もう一度あの舞台に戻って、一流プロの方と優勝争いをしたい」という気持ちを改めて強めることになったという。そのために、まずはあすからの4日間が通過点となる。
「悔いの残らないように、自分のプレーを最大限発揮するだけ」。プレー中にイメージするのは「自分の名前があるリーダーボードの前で、自分の名前を指さして“合格しました”の写真を撮る」という自分の姿だ。「ただ飛ばし屋とだけ言われたくない。飛ばすけど精度もいい。この飛距離が通用するのはスタンレーで分かりました」。こんな自信を胸に、“自然体”で臨んでいく。
