＜マクドナルドLPGA選手権　初日＞◇11日◇ブルロックゴルフコース(6,641ヤード・パー72)

　メリーランド州にあるブルロックゴルフコースを舞台に開幕した、米国女子メジャー第2戦「マクドナルドLPGA選手権」の初日。8バーディ・1ボギーと爆発したニコル・カストラル(米国)が7アンダーで単独首位になった。ロレーナ・オチョア(メキシコ)はイーブンパー34位タイ、ディフェンディングチャンピオンのヤニ・ツェン(台湾)は1オーバー52位タイとともにスタートダッシュに失敗した。

桃子、大山、美香のここまでの戦績を振り返る

　今季はここまで2勝しながらも、昨年ほどの圧倒的な強さが目立たないオチョア。4月に開催されたメジャー初戦「クラフトナビスコ選手権」でも優勝争いに絡むことなく12位タイに終わり、女王としての貫禄を見せつけられなかった。それだけに今大会は勝って存在感を示したいところ。
　しかし、オチョアは10番スタートの15番でバーディを奪ったものの、その後はなかなかバーディを奪うことができず前半は1アンダー。後半では2番でバーディを奪ったが、上がり2ホールで連続ボギー。後味の悪い上がり方で初日は34位タイに終わった。

　ツェンも我慢のゴルフを強いられた。10番スタートでバーディを奪えず何とか耐えていたが、18番でボギーが先行。後半に入って2番のバーディで取り戻すも、4、5番と連続ボギー。8番でバーディを奪ってホールアウトしたが、初日は52位タイと出遅れた。

　日本勢では宮里美香がオチョアと同じイーブンパー34位タイ。1番でバーディを奪ってスタートした宮里だったが、その後はなかなかバーディを奪えず、惜しいパットもモノにできないまま2バーディ・2ボギーでホールアウトした。
　
　上田桃子はなかなかバーディが奪えないランドが続いた。前半で3つのボギーを叩いて折り返し、10番で始めてのバーディ奪うも後が続かず、11、12、14番でボギーを叩く苦しい展開。15番でバーディを奪って4オーバーでホールアウトしたが、117位タイと大きく出遅れてしまった。