LIVゴルフで活躍を続けるブルックス・ケプカ(米国)に、ここ数カ月、『LIVゴルフでのプレーは終了した』とのウワサが密かに飛び交っている。
LIVゴルフCEOのスコット・オニール氏が8日、スポーツビジネス・ジャーナル誌のインタビューで、来季のケプカの動向について「個々の選手の話で、我々のポリシーに基づき進めている。発表は一切していない。彼は2026年まで契約している」とコメント。来季まで契約が残っているが、LIVゴルフでプレーしない可能性があることを示唆した。
今季初めには、ケプカは「契約上の義務を果たす必要がある。だが、その後は、リーグの状況を見て考えたい。リーグは進歩しているし正しい方向に進んでいると思う」と話したが、将来について明確にはしていなかった。
ケプカは22年にPGAツアーからLIVゴルフに移籍。契約金は1億ドル~1億3000万ドル(約155~202億円)と推定されている。『スマッシュGC』のキャプテンを務め、今季はポイントランキング31位で終えた。
2023年に「全米プロ」を制したことから、来年、メジャー大会すべてに出場することが可能。まだ、DPワールド(欧州)ツアーメンバーとして同ツアーへの参戦も可能としている。
PGAツアーは現在、LIVゴルフからの出場について、最後のプレーから1年間の出場停止のルールを取っている。ケプカのLIV最終出場は、8月17日に終了した「第13戦 at インディアナポリス」で、2026年8月まではPGAツアーへの出場停止は解除されない。
また、LIVからの復帰についての処分は決まっておらず、例えば、罰金やそのほかの処分が科せられる可能性もある。
来季のLIVゴルフは2月4日、サウジアラビアのリヤドで開幕する。(文・武川玲子=米国在住)
