海外勢連勝は不動が止める！6アンダー単独首位

＜ニチレイレディス　初日◇15日◇袖ヶ浦カンツリー倶楽部・新袖コース(6,548ヤード・パー72)＞

　「サイバーエージェントレディス」で有村智恵が勝って以来、海外勢が6連勝しツアー記録を更新。日本勢にとっては非常事態ともいえる現状を打破すべく、ツアー50勝を誇る不動裕理が6アンダー単独首位に立った。不動は前半から切れ味抜群のショットでバーディを量産。6番までで4つのバーディを奪うロケットスタートを切ってみせる。後半10番、11番と連続バーディを奪ってからはスコアを伸ばせなかったものの、最終18番では約3メートルの下りスライスラインを沈めてパーをセーブ。ノーボギーの会心のゴルフに「満足できる内容だと思う」と息を吐いた。

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　今季はトップ10が3度あるものの優勝争いに絡む活躍が出来ず、フラストレーションの溜まるシーズンが続いていた。「バーディパットが入らないのが大きい。惜しい、惜しいで終わってしまう」とスコアを伸ばせない要因はパッティング。ここまでパーオン率10位のショットにパットがまったく噛み合わなかった。この日は「私にしては良く入ったほう」と2、3メートルのチャンスをことごとく沈め、好スタートにつなげてみせた。

　日本勢が厳しい立場に置かれている現状については、「これはもう実力の世界なので仕方ない」と冷静にコメントした不動。それでも、「悔しかったら自分で練習していくしかない。練習もしないで負けて悔しいと言っているのは違うんじゃないですかね。自分も頑張ってやるしかない」と静かに闘志は燃やしている。「最近は予選通過ギリギリのところにいるから、ノーマークですよ」と最後まではぐらかしていたが、この日のスコアを受けて不動に期待する声が高まるのは必至。アツい声援を力に換えて、週末の勝負に挑む。


【初日の順位】
1位：不動裕理(-6)
2位T：イ・ナリ(-5)
2位T：笠りつ子(-5)
2位T：シン・ヒョンジュ(-5)
2位T：表純子(-5)
6位T：リ・エスド(-4)
6位T：佐々木慶子(-4)
6位T：原江里菜(-4)
6位T：カン・スーヨン(-4)
6位T：森田理香子(-4)