またウェッジのロフトを見るとPWの下が48度、50度、58度の三本。ただし、48度のバックフェースには「47」、50度には「51」と刻印されているので、リアルはバックフェースの刻印と推測される。「ピッチングウェッジのロフトが立っていることに合わせたロフトピッチだと思いますが、51度と58度の間が7度はプロの中でも間隔は大きいです」。4度ピッチや6度ピッチで設定する選手も多いが、小祝は58度だけ極端に開いている。

「ショットメーカーの小祝さんだけに51度までは、フルスイングするクラブと位置付けているのかもしれません。それに58度は慣れ親しんだロフトで、距離感が合いやすいから替えられないのではないでしょうか」。きれいな等間隔のロフトピッチにこだわらずとも、スコアメイクができる証拠。100ヤード前後で自分がフルスイングしたいピッチを選ぶことがいいのかも知れない。


【小祝さくらのクラブセッティング】
1W：スリクソンZX5（9.5度　ディアマナZF50 S）
3W：スリクソンZX（15度　ディアマナZF50 S）
5W：スリクソンZX（18度　ディアマナZF60 S）
3U：スリクソンZ H85（19度　ディアマナ サンプh90 S）
4U：スリクソンZ H85（22度　ディアマナ サンプh90 S）
5〜7I：スリクソンZ585（DG85-S200）
8〜9I、PW：ダンロップ・スリクソンZX7（DG85-S200）
48度、50度：クリーブランドRTX-3 V-MG（DG85-S200）
58度：クリーブランドRTX-3 V-LG（DG85-S200）
PT：ワールドクラフトデザイン プロトタイプ
BALL：スリクソン Z-STAR XV