北海道にある恵庭カントリー倶楽部で開幕した「日本プロゴルフ選手権」。悪天候のため昨日から順延となった第1ラウンドがこの日行われ、石川遼が国内メジャー第2戦に挑んだ。
石川遼の第1ラウンドを「1打速報で振り返る」
INスタートの石川は出だし10番で約10メートルの長いバーディパットを決め、大舞台で最高のスタートを切ってみせる。しかし直後の11番に大きな落とし穴が待っていた。「バックスイングを上げるまでのリズムが悪かった」というティショットは左に大きく曲がりOB。暫定球を打ち4オンするも、約10メートルを3パットしこのホールトリプルボギー。一気に2オーバーに転落してしまう。その後、チャンスにつけながらもスコアを伸ばせずにいると、終盤の6番でティショットを左に曲げこの日2回目のOB。このホールをダブルボギーとすると、上がり3ホールでも挽回できず初日は4オーバーでホールアウト。112位タイと大きく出遅れてしまった。
パー3以外のティショットはすべてドライバーを握り果敢に攻めた石川。「今日はいつもよりもミスは少なかった。スイング自体は悪くないです」という言葉通り、14ホール中9ホールでフェアウェイをキープ。しかし、フェアウェイを外した5ホール中2ホールでOBと、ミスがスコアに直結してしまった。
順位としては大きく出遅れているが、スイングは好調なこともあり「明日は大丈夫なんじゃないかと思います。もう一度新たな気持ちで臨みたい」と気持ちは前向き。「最終日は36ホールなのでいくらでも順位は動くと思う。僕の場合は良い日と悪い日があるので、2日間に分かれるより、仮に日曜日良ければ36ホール良いプレーができるかも」と巻き返しに自信をのぞかせた。同じように決勝ラウンド36ホールを1日で行いアマチュアとしてツアー初優勝の快挙を成し遂げた「マンシングウェアオープンKSBカップ」の再現を果たすため、まずは攻めの気持ちで予選通過を目指す。