茨城県の宍戸ヒルズカントリークラブで開催されている、国内男子メジャー初戦「UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ」の3日目。37位タイでスタートした石川遼は、前半でスコアを3つ伸ばす快進撃を見せた。しかし後半に入ると一転、14番でOBを打った後、そこから4ホール連続でスコアを落とし、トータル3オーバーでホールアウトした。
石川遼の3日目全ストロークを振り返る
前半の3番パー3でバーディパットを沈めた石川は、その後もリズム良く攻め続け6番のパー5ではセカンドをグリーンの左サイドに運び、そこからウェッジで寄せてバーディ。続く7番パー3でも下りの難しいパットを決めて一気に2アンダーとした。
ショットもさることながら、前半はパッティングの良さも光った。このところ目をつぶってパター練習をし、芯でボールに当てることを体で感じているのだという。「目を開いていると無意識のうちに芯で当てようと思い、姿勢も悪くなる。これをすると、自然なストロークができるようになり、焦り打ちもなくなります」。事実、前半のパッティングは自然なストロークからボールが転がり、バーディパットを決め、またパーセーブの場面でも凌いでみせた。
後半に入り10番で最初のボギーを叩いたが、12番で取り戻し2アンダーのまま14番を迎えた。このホールでティショットを右にプッシュアウトしてしまった石川は痛恨のダブルボギーを叩いてしまう。本人も「あのOBで気持ちがつまづいた…」と振り返っている。それでもこの時点でイーブンパー。まだまだ攻めの気持ちを持ち続けていた石川だったが15、16、17番で連続ボギー。気持ちが途切れたのかそのままトータル3オーバーでホールアウトした。