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ツアー2勝、井上信が考える地方オープンの意義

ツアー2勝、井上信が考える地方オープンの意義

所属 ALBA Net編集部
標 英俊 / Hidetoshi Shimegi

配信日時:2017年4月6日 14時23分

「彼もすごく緊張したと思う。いいスイングをしていたんですよ。でも、自分が大学生だとして、40歳前後のツアーで名前が知られているプロと回ったら、やっぱり体が動かないですよ。そして僕らはプロの立場として、スコアをまとめる術を見せないといけないですから(井上)」。

毎年レギュラーツアーでも、トップ10圏内に食い込む20代前半のアマチュアは数名出てくるが、限られた選手を除いては、実力と場数で大きな隔たりがあるのは当然。だがこの経験がプロを目指す若いゴルファーの糧になる。プロを目指していない一般アマも予選ラウンドを通じて、宮本勝昌深堀圭一郎らラウンドし、新たな意欲を生む。シニアになっても同じ舞台で、トッププロの凄みを体感できるのは、プロとアマを繋げる地方オープンならではのメリットだ。

そして、井上のようにレギュラーツアー出場を目指すプロにとっては、転機とする格好の舞台。出場が決まっていたのは、スポンサーのホスト大会「マイナビABCチャンピオンシップ」と所属先の袖ヶ浦CCで開催される「ブリヂストンオープン」だけだったが、今年は「日本プロ」の予選会に2度出場し、出場権を獲得。「10位以内に食い込んで、リランキングで上位に入って、後半戦の出場権を得たい。(シーズン初戦となった)『レオパレス21ミャンマーオープン』は25位タイに入ったので、「日本プロ」が勝負ですよ」と、前半戦の結果によるリランキング(フルシードを持たない選手の出場優先順位の見直し)を見据え、より一層気合が入る。

昨今の国内男子ツアーは、若手プロが次々に参戦し、華やかで人気が高まる国内女子ツアーと比べ、興行力で劣ると見られがち。だが、シードプロ、シード外のプロ、プロを目指す若手、プロと同じ舞台で腕試しをしたいアスリートゴルファー、シニアと言われるようになっても意欲を失わず成長したいゴルファー、そのすべてがそれぞれの感情のもと真剣にプレーする地方オープンの盛り上がりは、男子ゴルフの人気復活の根っことなっていくはず。女子ツアーの人気獲得ケースは真似できないが、ゴルフという"DOスポーツ"の火を消さないために、地方オープンが担う役割は大きい。

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