高知県出身で会場のKochi黒潮CC所属。「重圧は感じております(笑)。期待に応えたい」と笑顔で最終調整を終えた片岡大育にとっては、やはり大きな意味を持つ一戦だ。
個性的な“応援団”と共に 片岡がホスト大会をPR
所属先だけでなく地元とあって大ギャラリーの声援を受けることとなる。「良い調子できているしコンディションも問題ない。意気込んでも空回りするので静かに予選ラウンドを戦って、優勝争いが出来れば」。賞金ランキングは堂々の6位。応援を力に変える状態の良さは結果が示している。「毎年レベルが上がっている。黒潮は風が回りますし、グリーンが難しい。ショットをそつなく打って、グリーンではしっかりラインを読んでいきたいなと思う」ともちろん攻略プランは誰よりも明確だ。
この日はコース所属のホストプロとしても活躍。主催のカシオ計算機が12月16日から発売するウェアラブルセンサー「CMT-S10G」を装着してデモンストレーションを行った。このウェアラブルセンサーはベルトに装着することにより、スイング時の腰の前傾、回転、水平を可視化するもの。アドレスからトップ、インパクト、フィニッシュまでポイントで自身の前傾角度など気になる部分をその場でチェックすることができる。
とったデータは専用アプリによりスマートフォンやタブレットで確認することができるため、これまでこうしたデータをとるために必要だった大掛かりな機材がいらなくなる。片岡も「こういうデータはスタジオでとったことがありますけど、これなら手短に外でもできるのでいい。感覚でわからない部分もあるので機械で客観的に見ることができる、数値化すると細やかにできて良い」と好感触を得ていた。