ゴルフタウンしらかわを起点にダンロップ・スリクソン福島オープン、LPGA小学生ゴルフトーナメント、JGTOスナッグゴルフ全国大会を継続して開催することになりそうです。地域創生の議論とも連携して、生涯スポーツゴルフのチカラでふくしまが動きだそうとしている状況です」。活字の上でも笑顔が浮かびそうなコメントだ。
■観客動員が減少した2016年の現実をどうするか!?
ほかにもジュニア育成のために寄付を行ったり、2015年には「白河市ジュニアゴルフ教室」に対して松山英樹が支援するなど、地元との密着は着々と進んでいる。そこで、冒頭の数字に戻ろう。お察しの方もいると思うが、ダンロップ・スリクソン福島オープンの観客動員の推移だ(上から2014年、2015年、2016年)。
初年度は4日間で1万人を超え、2年目は松山の参戦もあり増加。ところが、3年目の今年は1万人を大きく割り込んでしまった。「まだまだアピール不足、われわれの努力不足です」とダンロップスポーツは多くを語らないが、内心は危機感でいっぱいなのではないか。
ゴルフの場合、何を指針として大会を「成功」と見るかは、スポンサーの意向によるところが大きい。特に、テレビ局が主催に名を連ねることが多いため、テレビの視聴率をバロメーターとするケースがほとんどいってもいいだろう。あるいは、プロアマの開催を大きな目的としているスポンサーもある。