一方で、石川はその時々のライによってしっかりマネジメントすることで“西洋芝のラフ”に対応。13番ホールでは悩んだ末に、残り約150ヤードから池の手前へのレイアップを選択してパーをセーブ。最終18番ホールでは打てると判断して4ウッドを振り抜き、バーディを奪って見せた。米ツアーにおいて多様な芝の中でプレーした経験値が北海道特有の“西洋芝”を攻略したのだ。
そんな2人は明日、最終日最終組で共にプレー。“西洋芝”をパワーでねじ伏せる小田か、それとも経験をもとに冷静に対応する石川か。今大会優勝の行方は、“西洋芝のラフ”への対応が握っているかもしれない。