初心者であれば、アドレス、トップ、フィニッシュの3つの型を意識し、中上級者であればさらにハーフウェイバック、ハーフウェイダウン、インパクト、フォロースルーの7つの型全てを意識する必要がある。
このように、7つの型が正しい事が前提となるため、ただクラブを振るという事は意味を持たない。正確な型の習得が正確な素振りの習得に繋がり、結果的に効率的で美しいスイングに習得に役立つのである。
実例として私の指導している成田美寿々プロの今年のオフの過ごし方を紹介したいと思う。
1月に入ってから1ヶ月は1年間戦える身体作りを目的としたトレーニングを行った。その間、技術的な練習はトレーニングの合間に若干の素振りを行っただけで、ボールを打たずにスイングの動きの確認だけを行ってきた。
しかし2月に入り実際にボールを打ち始めると直ぐにその成果が現れた。スイングの悪い癖は修正され、素晴らしいショットを打っていた。この事からも寒い冬には、正しい素振りを行い、自分の悪い癖をリセットする事は非常に有効であると考えられる。