初日はアジア選抜が3ポイント、欧州選抜が1ポイントでアジアがリード。この結果に対し「今回のコースは狭い上にトリッキー。藤田(寛之)選手のコメントにもあったけど距離も短い。真っすぐ飛ばす技術のあるアジアの選手のほうが有利でしょう」とコメントした小山プロ。また、「アジアの選手は休みをとっておらず、暖まった状態の選手が多い。欧州の選手はドバイから休みに入ってた人もいるだろうから」というのもアジアが有利な点の1つ。アジアの好発進をプロはあらかじめ予想していたようだ。
石川遼、藤田寛之の日本人組は第2試合でニコラス・コルサーツとベルント・ウィスバーガー組を撃破。「交互にボールを打つフォアサムでは1人調子が悪いと勝負にならない。今日はコルサーツが足を引っ張ったと思う。右にも左にもボールが曲がっていたし」。この日調子が悪かったベルギーの飛ばし屋が、日本人タッグの危なげない勝利を後押ししたようだ。
欧州にも「ウィスバーガーや中国組を破ったマーク・ウォーレンのようにいいスイングをしている選手がいる」と警戒すべきプレーヤーがいるが、それでも「欧州はもうちょっと骨のある選手を揃えてくれないと。手を抜いてるんじゃない?解説しててもこれじゃあ張り合いがないよ」と嘆いた小山プロ。世界ランキングの順位を見てもアジア選抜の方が上、また同じ国同士の組み合わせができるのもアジアチームの利点で、このまま「アジアが優勢に試合を運んでいくだろう」と今後の展開を予想した。
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