小斉平優和を熱血指導する加瀬秀樹【写真】
98年度生まれの“男子版黄金世代”。同い年には金谷拓実、桂川有人、大西魁斗、清水大成、木村太一らがいる。
3歳からゴルフをはじめ、小学校1年から競技に出場。5、6年時には「全国小学生ゴルフ大会」を連覇。中学1年時の2011年には「つるやオープン」でツアー初出場を果たした。13年に中学3年で出場した「日刊アマ」では、大人たちを抑えて優勝。16年、高校3年になると「関西アマ」や「日本ジュニア」を制し、ツアーの「フジサンケイクラシック」でも12位に入りローアマを獲得した。同年12月にプロ宣言、翌17年はツアー4試合に出場し、「フジサンケイクラシック」で、初日4位で発進して注目を集めた。
18年はPGAツアーシリーズ・チャイナに参戦し、賞金ランキング4位。19年は国内ツアー15試合に出場したがシード獲得はならず、米下部ツアー出場権をかけた予選会に挑戦。30位に入り、20年は日本と米国でプレーした。米下部ツアーでは結果を残せなかったが、コロナ禍で9月からはじまった日本ツアーでは好プレーを見せる。初戦の「フジサンケイクラシック」で9位タイに入ると、20年の最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」では、最終日最終組を回り優勝争い(結果は6位タイ)。21年に入っても、トップ10に4度入るなどして、賞金ランク37位で初シードを獲得した。
米下部のコーンフェリーツアーでは19試合に出場し、最高成績は「TPCサンアントニオチャレンジ」の16位タイ。13試合で予選落ちを喫し、「向こうの選手は飛距離だけでなくアプローチ、パターなどいろいろなことが上手い」と力の差を痛感。それでも得たものは大きく、海外への再挑戦は諦めていない。今季、さらなる飛躍を遂げられるか。
