最新の売り上げランキングでは、パター部門も上位のモデルには大きな変動はなく、2カ月以上も『ホワイト ホットOG』が1位に君臨。オデッセイはトップ10に4モデルも入るほど好調をキープしている。一見、パター市場は動きがないように思えるが、ヴィクトリア所沢店でゴルフ部門の担当をしている遠藤知己さんに話を聞くと、4月後半に入って新しい動きがあったという。

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「4月になってからもオデッセイの好調は続いていますが、4月23日に発売されたスコッティ・キャメロンの『ファントムX』は、弊社の大型ショップなどでもかなり予約注文が入っていたこともあって好調です。PGAツアーでも沢山の選手が使う『ファントムX』を使っていることもあり、問い合わせが多かったです」

スコッティ・キャメロンのパターと言えば、ニューポートに代表されるブレード型のイメージが強いが、実は昨年以降は『ファントムX』のマレット型を使う選手が急増。今年もツアー通算14勝のジャスティン・トーマスや、ツアー通算3勝のマックス・ホーマ（ともに米国）などの実力者が『ファントムX』を使用しており、米ツアーでは毎試合15名前後の選手が『ファントムX』を使っている。

ちなみに、4月後半にはもう一つ話題のパターが登場。ピンの『PLDミルドパター』の売れ行きは？

「まず驚いたのが定価6万6000円という価格ですが、当初の予想以上によく売れています。最近はパター全体の価格が高騰しているので、それほど高く感じないお客さんが増えたのかもしれません。またツアープロ用に開発された削り出しパターというコンセプトも魅力的だったと思います」