田中秀道、後輩の河井博大のツアー初優勝に涙【写真】
広島県広島市に生まれ。11歳でゴルフを始め、1991年にプロテストに合格。95年の「フィリップモリス・チャンピオンシップ」でツアー初優勝を果たすと、98年の「日本オープン」でメジャータイトルを獲得。その後も勝利を重ね、国内通算10勝を挙げた01年末、米ツアーのQスクールを突破し、翌02年から米ツアーにフル参戦した。
本格参戦のデビュー戦となった02年の「ソニー・オープン・イン・ハワイ」でホールインワンを記録するなど、優勝争いに加わる姿も見られたが、首や腰などの怪我の影響で05年頃から十分なプレーができなくなっていく。06年シーズンは4年間保持してきたシード権を喪失してしまう。選手のレベルが高く、移動距離が長く、時差もあること、また常に緊張感を持って試合に挑んでいたことなどで疲労が蓄積したと振り返っている。
07年からは国内男子ツアーに参戦するも体調は戻らず。07年は賞金ランク178位、08年は開幕戦を棄権した後は全休と、シード復帰には至らなかった。
現在は、トーナメント解説やゴルフ番組など各種メディアで活躍する一方、国内男子ツアーのコースセッティングアドバイザーも務める。昨年は「北海道ブルックス MORE SURPRISE CUP」でシニアデビューも果たした。結果は、70位タイと振るわなかったが、実績と人気のある選手。周囲の期待は高い。
