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偉業の今平周吾が描く20年の青写真 「3年連続で獲りたい」キングの称号、カギを握るのは海外メジャー【賞金王の本音】

偉業の今平周吾が描く20年の青写真 「3年連続で獲りたい」キングの称号、カギを握るのは海外メジャー【賞金王の本音】

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2020年1月2日 17時59分

メジャー初戦の「マスターズ」は、19年1月初旬に『特別招待』での出場が決まった。18年末の世界ランキング50位内を逃し、大会前週までの同50位内の出場資格を目指していた矢先に決まった招待。それだけマスターズ委員会の期待も高かった。そんな中で悔しい予選落ち。初めての舞台を含め、その後のメジャーでも週末に進むことはなかった。「飛距離が足りない」という点を向上させるべく、帰国後はスイング改造、肉体改造に取り組み、悔しさをバネに賞金王を決めた。

■2020年の目標は単純明快の「3勝」
尾崎や片山といった名手たちに並んだ今平はまだ27歳。今平時代をつくるには、まだまだ十分な時間がある。20年の目標は「3勝すること」と18年の1勝、19年の2勝を上回るのは当然の命題。そして、「3年連続で獲りたい」と、賞金王に向けての気持ちも当然強い。

「3勝できれば最高。ハードルを高く上げすぎるのはよくない。賞金を積み上げるというのもプレッシャーになるので、あくまでも3勝を目指します。その結果、賞金王になることができればいいと思っています」と、昨年果たせなかった3勝を目指して、今年こそは序盤から勝利を重ねていく構えだ。

■メジャーで1億円稼ぐ!
年末の世界ランキングは自己最高の31位。国内での活躍でもここまで順位を上げることができた。その結果、20年は4メジャーすべてに出場ができる目算だ。そして、これまで果たしていない予選通過を、なんとしてでもつかみ取る。そして、これまでの悔しさを考えれば、それだけでは足りないことも分かっている。

「予選通過をしていって、世界ランキングを上げて行きたいし、オリンピックにも出たい」とシーズン中盤までに世界で結果を残す気持ちは強い。「メジャーで予選通過したいのもそうですし、賞金が100%日本ツアーにも加算されるので、4メジャーで1億円稼ぐくらいのつもりでやりたい」と、これまでのうっぷんを晴らす年にする。

すでに来週の米ツアー「ソニー・オープン・イン・ハワイ」から始動。シンガポールを経て、その後は欧州ツアー出場のため中近東に渡る。「出られる試合にはぜんぶ出たい」と、2月、3月の世界ゴルフ選手権シリーズにも出場予定。日本のキングの実力を世界にも知らしめる。今平にとって勝負の20年シーズンがまもなく開幕する。

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