4日(木)に開幕する「アジア・パシフィックアマチュア選手権」。優勝者には2019年の海外メジャー「マスターズ」と「全英オープン」の出場資格が与えられるビッグトーナメントに、日本からは6人の精鋭が出場する。
「日本女子オープン」では安田祐香ら女子のナショナル・チームが活躍
ナショナル・チームとして活躍する金谷拓実(東北福祉大2年)、中島啓太(代々木高3年)、大澤和也(日大4年)の3人と、米国の大学に通う丸山奨王(カリフォルニア大1年)、大西魁斗(南カリフォルニア大2年)、呉司聡(イーストテネシー州立大3年)の3人だ。
日本で活躍する3人と、アメリカで活躍する3人。きれいに二手に分かれたが、気になるのがアメリカと日本の大学の違い。「試合がすごくたくさんあって、手厚い感じです。選手もパワーが全然違うので、飛距離ですね」と語るのは呉。先週出場した大学の試合では、7000ヤード超えのコースをパー70でラウンド。日本の男子プロのトーナメントでも長い部類に入る。そんなモンスターコースで学生時代から経験を積んでいるのは、大きなアドバンテージにもなる。
加えて、意外に大変なのが勉強だ。ほとんどの学校の入学試験で、いわゆるスポーツ特待枠でも一定の学力が求められるが、もちろん内容は英語。無事に入学してからも、しっかりと勉強での成績を保てないと、部活の試合にも出場させてもらえないという。現在大学2年の大西も「宿題をやらないと…」と練習ラウンド後につぶやいていた。