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【石川遼・復活優勝へ】全盛期は1日で4日間分の集客も 石川遼の活躍は男子ツアーを救えるか

【石川遼・復活優勝へ】全盛期は1日で4日間分の集客も 石川遼の活躍は男子ツアーを救えるか

所属 ALBA Net編集部
谷口 愛純 / Azumi Taniguchi

配信日時:2018年9月13日 14時57分

ファンを呼び込むような石川遼のプレーに期待
ファンを呼び込むような石川遼のプレーに期待 (撮影:佐々木啓)
人気低迷が大きな課題となっている国内男子ツアー。ギャラリー数は年々減少の傾向をたどっていて、昨年は過去10年でワーストのギャラリー数をたたき出した(※1)。

【写真】石川遼のスイングは18歳児に戻ったのか?最新スイング写真

ここ10年の数字をたどれば、頂点にあるのが2010年。シーズン合計で60万7309人を記録した。当然大きな要因として思い浮かぶのが“遼ブーム”。07年の「マンシングウェアオープンKSBカップ」でアマチュア優勝を挙げたのを皮切りに注目を集めると、08年の「マイナビABCチャンピオンシップ」で史上最年少のプロ初優勝。賞金王に輝いた09年は、地元の埼玉、武蔵カントリークラブ(豊岡コース)で行われた「日本オープン」で大会史上最多の4日間トータルで4万5515人を動員。最終日だけで1万7687人がつめかけている。今シーズンの1試合当たりの平均動員数1万5842人を考えると、信じられない数字だ。

今季に入って、ギャラリー数は昨年比で徐々にプラスになっているものの、まだ爆発的な数字の伸びにはなっていない。

天候や立地に左右されるギャラリー数に比べて、さらに顕著なのがテレビの視聴率だ。最終日の平均視聴率(関東圏)を見てみると、過去10年での最高は09年の9.6%(※2)。10%を超えることが極めて珍しいゴルフ中継で、09年には石川が優勝争いに加わった試合で13〜14%を記録している。

一方、ギャラリー数同様に過去10年で最低値を記録したのは昨年(3.6%)。今季も、石川が優勝争いした「東建ホームメイトカップ」は、昨年の2.2%から大きく伸ばして7.8%となったが、そこから石川の成績に比例するように爆発的な数字を見せることなく、12試合を終えての平均視聴率は4%にとどまっている。

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