ALBA Net  ゴルフ
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Vol.27 MAZDA アテンザワゴン

Vol.27 MAZDA アテンザワゴン

配信日時:2018年8月30日 18時30分

マツダのミディアムクラスを担うのがアテンザだ。
この度、新しくなってその魅力に磨きをかけて登場した。
大人がじっくりと付き合えるクルマに仕上がっている。

文・構成/近藤暁史(MUSHROOM)写真/森山良雄
ALBA754号より

「その魅力に磨きをかけて新登場、存在感ある魂動デザインにも注目」

Mazda ATENZA WagonXD L Package(4WD・6AT)

SPEC
◆全長_全幅_全高:4805×1840×1480mm
◆車両重量:1690kg
◆エンジン形式:直4DOHCディーゼルターボ
◆総排気量:2188cc
◆最高出力:140kW(190ps)/4500rpm
◆最大トルク:450N・m(45.9kgm)/2000rpm
◆ミッション:6速AT
◆WLTCモード燃費:17.0km/l
◆定員:5人
◆価格:419.04万円
編集部(以下、編):今回はマツダのアテンザです。マイナーチェンジですけど、かなり出来がいいみたいですよね。
松任谷(以下、松):乗りに行ったら、担当者に今までとの違いがわかるだろうか?なんて言われたんだよね。
編:あらら。で、乗ってみたら……、どうでした?
松:タイヤひと転がりで、なんとなくわかりましたよ。
編:おおっ、さすがは松任谷さん。
松:つっぱり感が消えてる! というのが第一印象だね。
編:つっぱり感??? 今までもよかった気はするんですが。
松:微妙なところなんだけどね。今までだって剛性感は感じさせてくれてたけど、なんとなくゴワッとした印象もあったの。
編:ホント、微妙。でもクルマってそれが大きな違いだったりするんですよね。
車内の質感もかなり高く、じっくりと付き合える出来のよさだ。シートの座り心地や運転フィーリングも上々だ

車内の質感もかなり高く、じっくりと付き合える出来のよさだ。シートの座り心地や運転フィーリングも上々だ

松:そうかもね。そこが大きくアップデートされたら、今風の味付けになった感じ。
編:すみません、今風の味付けってなんですか?
松:うーん。今、ヨーロッパはみんなこの方向に向いているんだけど、つまりさ、足がよく動いてボディをフラットに保つようにするセッティングね。
編:それわかりやすいです! その感じありますよね。
松:ホント、わかってる?(苦笑)。VWゴルフの5代目あたりから始まったと思うよ。
編:さすがはマツダだよなぁ。

松:それでフロントは抜群に良くなったけど、リアの足が……。惜しいと言えば惜しい。
編:惜しいですか?
松:これまた微妙なんだけど、大きなうねりはうまくクリアできるけど、小さな段差とかはリアのせいで突き上げが残っちゃっているの。この点が惜しい。
編:フムフム。松:もっともさ、かなり高いレベルでの話だからね。国産車のなかではもうベストに近いところにいますよ。
マツダといえばディーゼルも魅力。力強い走りで長距離でもかなり楽だ

マツダといえばディーゼルも魅力。力強い走りで長距離でもかなり楽だ

編:ほかの部分はどうです?
松:エンジン、ミッションはいいよ。とくに高速がいい。アウトバーンあたりに合わせてある感じで、静かで、スピードを誤認しちゃうほど。加速も、すーっと気配なくするから、穏やかな気持ちのままでドライブできる。
編:大人ですね。
松:ま、大人の車ですよ。佇まいも控えめだけど、躍動的なデザインだし、室内も上質で上品。作りも完璧でしょう。
編:派手さはないですけどね。
松:わかってる感があふれてる。オーナー像は常にマイペースでラウンドできるシングルプレーヤーかな。マイペースが一番難しいんですよ、クルマもゴルフもね。
マツダ車に流れるのが魂動デザインと呼ばれるコンセプトで、流麗なラインや塊感などを絶妙に組み合わせ、存在感あふれるスタイルを生み出す

マツダ車に流れるのが魂動デザインと呼ばれるコンセプトで、流麗なラインや塊感などを絶妙に組み合わせ、存在感あふれるスタイルを生み出す

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