バックスイングで腰やワキ腹が痛む人
2種類の腹斜筋を伸び縮みさせている
バックスイングの動きで腰痛を感じる人は、「腹斜筋」という筋肉が硬くなっていると考えられます。バックスイングでの痛みを恐れてトップが浅くなったり、打ち急いでしまえばミスショットの原因にもなりかねません。ラウンド前日に腹斜筋をストレッチして、ほぐしておきましょう。
トップスイングにかけて体を捻転していくとき、ワキ腹付近にある腹斜筋という筋肉が伸び縮みします。腹斜筋には深部に「内腹斜筋」が、表層に「外腹斜筋」があり、内腹斜筋は外側へ向かって斜め下に、外腹斜筋は内側へ向かって斜め下に、それぞれ反対方向へ筋繊維が走っているのが特徴です。
バックスイングする際は、右サイドの外腹斜筋は縮み、内腹斜筋は伸びることになりますが、腹斜筋が硬ければ伸びることも縮むこともままならず、それが腰痛の一因となる可能性があります。内腹斜筋、外腹斜筋の両方にアプローチするストレッチで、スムーズにバックスイングできるようになります。
バックスイングで腰が痛い人の腹斜筋ストレッチ
1 仰向けに寝る
2 右ヒザを曲げて右足を持ち上げる
3 右ヒザを左に倒し床につける
※ストレッチの注意点
・息を止めてストレッチすると筋肉がかえって硬くなります。ストレッチ中、呼吸は止めないこと。
・勢いをつけてポーズを取るのはなく、ゆっくりと体を動かしましょう。