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〜第12回 松山英樹が初のコース監修! 日本人プロゴルファーで他にもコース設計・監修した人は!?〜

ひよっこゴルファー、マーヤがあらゆるゴルフのふしぎを発見!

配信日時:2017年11月11日 07時00分

このコラムでは、ゴルフを始めたばかりのひよっこマーヤがゴルフにまつわるさまざまなふしぎを雑誌「ALBA」編集部きっての物知りイケメン(自称)、シモムラさんと発見!
奥が深いゴルフのふしぎを、いろいろなテーマから解き明かしていきます。

松山英樹がゴルフ外交に引き続き大抜擢! 初のゴルフコース監修に挑戦

松山英樹が初のコース監修に挑む!(写真:大会事務局)

松山英樹が初のコース監修に挑む!(写真:大会事務局)

マーヤ:シモムラさん、松山英樹が初のコース監修をするというニュースが今週ありましたね!

シモムラ:松山が監修するのは、現在行われている「三井住友VISA太平洋マスターズ」を40年間も開催してきた静岡県の太平洋クラブ御殿場コース。 2018年1月から10月までの期間で改修工事が行われるよ。

マーヤ:松山自身も2011年に当時アマチュアとして出場して優勝。 さらに、昨年も優勝しているし思い出深いコースでしょうね。

シモムラ:そうだね。 ちなみに松山は現在25歳。 20代のプロが設計・監修を行うのは異例中の異例だよ。 先週のトランプ大統領と安倍晋三首相とのゴルフに引き続き、大抜擢(てき)といっていいだろうね。

マーヤ:すごいな〜。 ちなみに松山がコース監修に選ばれた背景には、どんな理由があるんですか?

シモムラ:改修の目的は御殿場コースを国際水準のレベルに引き上げること。 そのためには米国ツアーを主戦としてトッププレーヤーに上り詰めた松山の力が必要ということになったのだろうね。

マーヤ:なるほど! 松山自身も世界のトーナメントコースでプレーした経験を生かし、日本のコースセッティングを引き上げたいとコメントしていますしね。 今から完成が楽しみ!

シモムラ:2018年の「三井住友VISA太平洋マスターズ」には松山も出場して、自分が監修したコースで見事優勝といきたいところだね!

世界の青木功やジャンボ尾崎もコース設計・監修が多数

マーヤ:ところで、松山以外にも日本人プロゴルファーでコースを設計・監修したことのある選手はいるんですか?

シモムラ:お、いい質問! うん、青木功やジャンボ尾崎こと尾崎将司を筆頭に、たくさんのプロが設計・監修しているよ!

マーヤ:やっぱりそうそうたるレジェンドたちには依頼が舞い込むんですね。 どんなコースか気になる!

シモムラ:じゃあ、日本人プロゴルファーが設計・監修した主なコースを紹介するよ!

マーヤ:お願いします!

シモムラ:まずは青木功。 トーナメントコースでいうと先日の「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」開催コース、PGMゴルフリゾート沖縄だね。 2015年4月から今年の1月までという長い期間をかけて、青木監修のもとで全面リニューアルしたんだ。
青木功が監修したPGMゴルフリゾート沖縄。11番パー4(423ヤード)は打ち下ろしで、ティショットは風の影響を大きく受ける。さらに左右はOBのうえ、バンカーも左右に配置されている。<br>(写真:村上航)

青木功が監修したPGMゴルフリゾート沖縄。11番パー4(423ヤード)は打ち下ろしで、ティショットは風の影響を大きく受ける。さらに左右はOBのうえ、バンカーも左右に配置されている。<br>(写真:村上航)


世界基準のコースを目指して作っただけに、大会前には「14本のクラブすべてを駆使する必要がある。 ぜひ私の作ったワナにハマってください。 (優勝賞金の)4,000万円は楽にとらせないよ!」と、自信ありげにコメントしていたよ。

【関連記事】日本オープンより難しい!? PGMゴルフリゾート沖縄は青木功からの“挑戦状”だ!

マーヤ:試合を終えた後の選手のコメントを聞いても、選手たちはコースに苦戦していたみたいですね。

シモムラ:日本人ゴルファーたちを世界基準のコースで鍛えるために、青木は世界基準のコース作りにこだわっていたようだからね。

ほかにも今年の7月に開催された「長嶋茂雄 INVITATIONALセガサミーカップ」開催コース、ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(北海道)があるよ。 スコットランドの伝統と最新の米国の手法を取り入れ、青木が設計・監修をしたコースなんだ。 樹木などの障害物がなくフラットなコースだけれども、8つの池をはじめとしたさまざまなワナが仕掛けられているのが特徴。 そう簡単には攻略できないコースになっているよ。
18番のグリーン手前には池が。最後まで気が抜けない!<br>(写真:ザ・ノースカントリーゴルフクラブHPより)

18番のグリーン手前には池が。最後まで気が抜けない!<br>(写真:ザ・ノースカントリーゴルフクラブHPより)


マーヤ:なんだか、コースを見ると監修者の性格が分かる気がしますね(笑)。

シモムラ:確かに(笑)。 さらに、兵庫県赤穂郡にある「アイランドゴルフガーデン赤穂」は、もともと「青木功ゴルフクラブ」と本人の名前が入っていたんだ。 アウトコースの9ホールは5ホールが池絡みで、優雅な女性的イメージが強いコース。 一方、インコースは地形を生かした男性的なコースで、「自然を相手にゴルフを形づくる」という青木の考えが現れているそう。

マーヤ:どのコースも行ってみたいけれど、だいぶ上級者向けのイメージですね。 じゃあ、次はジャンボ尾崎が設計・監修した主なコースを教えてください♪

シモムラ:了解! まずはジャンボ軍団がトレーニングコースとして使用していた袋田の滝カントリークラブ(茨城県、旧コース名は鷹彦スリーカントリー)。 関東屈指の難易度を誇るコースと言われており、コース設計は佐藤謙太郎氏でジャンボが監修しているよ。 ちなみに佐藤氏とジャンボのコンビは、全国でも結構あるんだ。
ホールが進むにつれて難易度が高くなり、プレーヤーの持つすべてのテクニックを必要とするコースレイアウトになっている。(写真:袋田の滝カントリークラブHPより)

ホールが進むにつれて難易度が高くなり、プレーヤーの持つすべてのテクニックを必要とするコースレイアウトになっている。(写真:袋田の滝カントリークラブHPより)


マーヤ:ジャンボ軍団がトレーニングしていたとなると、アマチュアゴルファーには難易度が高そうなイメージですね。 いろいろ調べてみると、茨木県にあるゴルフコース難易度ランキングで8位に入賞していますよ。 コースレートは74.0。 自分の実力を試したいゴルファーにとっては最適なゴルフ場かもしれませんね!

コースレートって何?

シモムラ:そうだね! ほかには今年のチャレンジツアー「Novil Cup」で使用されたJクラシックゴルフクラブ(徳島県)もジャンボ監修だよ。 ちなみにこのコースのコースレートは74.8。 徳島県のゴルフコース難易度ランキングでは見事1位になっているよ。
2011年の「Novil Cup」で優勝した額賀辰徳がコース攻略の解説もしている。<br>(写真:JクラシックゴルフクラブHPより)

2011年の「Novil Cup」で優勝した額賀辰徳がコース攻略の解説もしている。<br>(写真:JクラシックゴルフクラブHPより)

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