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【特別編】米国選抜チーム大勝利のウラで起きたルール問題:ジョーダン・スピース編

世界各国で起こるさまざまなゴルフニュースの中から、編集部が厳選して紹介していきます。

配信日時:2017年10月2日 17時00分

勝利した米国選抜チーム(撮影・GettyImages)

勝利した米国選抜チーム(撮影・GettyImages)

9月28日〜10月1日に行われた米国選抜と世界選抜(欧州を除く)の対抗戦「ザ・プレジデンツカップ」(2年ごとに開催)。19対11で米国選抜チームの勝利となったが、そのウラではジョーダン・スピースがあるホールで失格になるルール問題が起きていた。

3日目(9月30日)は午前のフォアサムと午後のフォーボールの2戦が行われ、フォーボール1組目は米国選抜チームがジョーダン・スピースとパトリック・リード、世界選抜チームがジェイソン・デイ(オーストラリア)とルイ・ウーストハウゼン(南アフリカ)。お互いにポイントを取り合う熱戦を繰り広げる中、同点(HALVED)で迎えた12番パー4、グリーン上で事件は起きた。

失格の理由は、ウーストハウゼンがカラーから打ったバーディパットのボールを、停止前に拾い上げたため。同組のデイがすでにバーディを決めていたため、ウーストハウゼンの結果にかかわらず、世界選抜のバーディは確定だった。そのためスピースは、カップを外したボールを拾い上げデイに渡した。コレに対し競技委員は規則1−2の違反とみなし、スピースをこのホール失格としたわけだ。
競技委員と話すスピース(撮影・GettyImages)

競技委員と話すスピース(撮影・GettyImages)

自身の行動について「ウーストハウゼンのボールに対し、ボクたちのファンの声援が良くなかったため、早く止めるために拾った」とスピース。米国選抜チームのアシスタントコーチであるタイガー・ウッズも抗議に加わったが、「ルールはルール」となり、スピースはバーディパットを残していたが打つことができず、世界選抜チームのポイントになった。

ウーストハウゼンとデイも「おかしいルールだ。このような形で誰も勝ちたくない」とコメント。

その後、15番でスピースが同点にし、16,17番と米国選抜チームがポイントを取り、2&1で米国選抜チームの勝利となったものの、ともにスッキリしない1戦となった。

by CHIE ANDO

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