しかしながら、ゴルフ場入場者数はゴルファー人口の減少ほど落ち込んでいない。年間平均活動回数はゴルフ場が17.8回(前年14.4回)、練習場が18.2回(前年15.9回)とともに増加していることから、ライトなゴルファーが減り、よりディープなゴルファーが残っているともいえそうだ。
既存ゴルファーの約半数が50代以上の引退予備軍という現状を考えると、さらなる人口減少は不可避。3年後に迫った東京オリンピックを起爆剤にするためには、ジュニアゴルファーの育成や女性の取り込みを加速させる必要がある。
※ 国民のレジャー活動を需給両面から総合的に分析する出版物として、公益財団法人・日本生産性本部の余暇創研から毎年刊行されている