比嘉のアドバイスで見違える球が!
そんな幸運に恵まれた参加者たちが集まったのは富士市原ゴルフクラブの練習場。230ヤードの広々としたドライビングレンジで、まずは比嘉からショットの指導を受けた。比嘉は「飛距離を伸ばしたい」、「ドライバーのスライスを治したい」などそれぞれの悩みを聞いて、アドレス時の肩の向きやボール位置、修正するためのドリルなど、1人3分の限られた時間の中で親身に、丁寧にアドバイスしていく。
ボール位置を少し左に置くことで、アイアンショットで球が高くなり、飛距離も伸びた参加者の清水さんは「右に置いて鋭角にクラブを入れたほうが飛ぶ、と考えていましたが逆でした。力の効率的な使い方をプロに教えてもらい、目からウロコでした(笑)数分で全然違う球が出るようになりました」と喜んでいた。
また他の参加者も「とてもいい機会になりました。自分のゴルフに対する意識がさらに上がりました。来年はツアーの中継を見るのがすごく楽しみになりました。プロを応援する気持ちがより高まりますね」(秋山さん)と喜びの声を寄せてくれた。
ニアピン対決でスーパーショット!?
カップイン対決は3人が成功
練習場&練習グリーンで名コーチぶりを見せた比嘉だが、「正直、試合より緊張しましたよ!」と笑う。そして続けてこう語った。
「私はコーチがいない中で、ここまでツアーで戦ってきました。教えてもらうことが無い分、会場で他の選手の練習を見たり、一緒にラウンドする選手のプレーを観察したりするのが好きなんです。その人の特長、良い部分、上手い部分を見るのが好きで、そういうことを取り入れることもあります」(比嘉)
ツアー会場で養ったゴルフに対する観察眼。それがこのイベントで遺憾なく発揮され、アマチュアの弱点を確実に見抜き、そこにアドバイスすることでレッスン会は大盛況のうちに終了した。