渋野日向子のドライバースイング【連続写真】
ゴルファー歴の長いアナタが、手取り足取り、クラブ購入につきあってあげるのもいいが、ビシッと適切なアドバイスだけしてあげる。そんな距離感がビギナー層には喜ばれるのでは。そこで中古クラブ販売の最大手「ゴルフパートナー」の協力のもと、アナタが初心者に伝えたい中古クラブ購入のポイントを紹介する。
中古クラブのメリットは予算や実力に柔軟なこと
「予算に対して柔軟に対応できるのが一番のメリットです。初心者は上達も早く、私たちもそれを見越した提案をしますが、どうしてもクラブを買い換えなければいけないこともあるでしょう。そんなとき中古クラブなら、下取りサービスも充実しているので、うまく活用してもらえれば、魅力的な価格を提案できると思います」
ビギナーにはこのひと言/なにもフルセット14本揃える必要はない!
最大14本のクラブを持ってプレーするゴルフ。しかし、距離の打ちわけが難しい初心者が、必ずしも14本を揃える必要はないはず。購入する場合には、1番ウッド(ドライバー)、ユーティリティ、7 〜9番アイアン、ウェッジ、パターの7本で十分であることを伝えたい。とくに初心者は、ウッドとアイアンの間に位置するユーティリティが、プレー中に大活躍すること間違いなしなので、充実させておくようにつけ加えて。
ビギナーにはこのひと言/メーカーやデザイン、色…、直感で選んで問題なし!
メーカーやモデル、シャフト硬さ・重さはもとより、年式や程度など選択肢の幅が広い中古クラブ。初心者は、何を基準に選べばいいのか。あまり難しく考えず、直感で選んでOK!とアドバイスしてあげよう。初心者向けクラブの場合、モデルによって大きく特性が変わらないことが多く、デザインや色などで選んでも失敗する確率が低い。まずはショップスタッフに自分のレベルを相談しておけば、直感に従って、気に入ったクラブを見つけてかまわないことわかれば、初心者のハードルも下がるはずだ。
ビギナーにはこのひと言/最初のクラブは7万円がコストパフォーマンス高し!
初心者にはクラブは高いというイメージがつきもの。だが今は中古品なら2万円程度でフルセットが揃うものも少なくない。もちろんこれでも十分だが、ここでは7万円を基準にと助言したい。高価に感じられるかもしれないが、初心者が頻繁にクラブを変えてしまうとスイングが固まらず、上達が遅くなってしまうことにもなる。最初のクラブは長く使うことを想定して、本格的なモデルを購入したほうが、結果、コストパフォーマンスは高くなる。これもキャリアゴルファーから伝えておきたいポイントだ。
クラブを貸し借りできるシェアリングサービスもある
構成・文/遠藤俊明(EditReal) 写真/佐野美樹、高橋淳司
ALBA 814号に加筆