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コロナがきっかけのゴルファーが増える中、ゴルフ場でビギナーとキャリアゴルファーが思うこと<ALBA>

コロナによる生活の変化はゴルフライフにも及んでいる。これまではスルーしていたようなモノ、コトが、ゴルファーにとって見落とせないトピックスになっている。

配信日時:2020年12月16日 08時00分

屋外で、密も避けられるということからか、ゴルフ場でビギナーの若者を多く見かけるようなった。こうした変化に気づいているキャリアゴルファーも多いのでは。レッスンプロと練習場の副支配人という、2つの顔をもつ大谷好美プロも、そんなゴルフ人気を実感している。

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ゴルファーが増えるのは誰もが大歓迎だが、ゴルフ特有のマナーを意識するあまり、気を使いすぎると楽しみが半減してしまう。せっかくだからビギナーはさらにゴルフが好きになり、そしてキャリアはビギナーがゴルフを好きになることを見守る。そんな関係になれば、お互いにハッピーになれるはず。

そこでゴルフ場という設定で、ビギナーが思いがちなこと、キャリアが思いがちなことを考えてみた。
ビギナーが思うこと/右へ左へとミスばかり…、まわりに大迷惑をかけているのでは…

そのときキャリアが思うこと/走らなくてもOK! それより構えたらすぐ打つのが大事

ボールまで走っていくと、息が上がるのでミスする可能性がさらに高まります。それよりも、ボールのある場所に着くまでに使うクラブを決めて、アドレスしたら素振りは1回。その感覚を忘れないうちにすぐ打つだけで、スロープレーは防げます。次にすることを考えてプレーしてほしい。
キャリアが思うこと/ちょっと直せばよくなるけれど、聞かれるまでは黙っていよう

そのときビギナーが思うこと/アドレスの向きやボールの位置などがおかしければ教えてほしい!

コースで目標に正しくセットアップするのはビギナーには難しい。せっかくうまく打てたのに、実は右を向いていたばかりにOBではへこみます。体の向きやボールの位置など、すぐに直せて効果が高いポイントはアドバイスしてほしいです。結果、いいショットにつながればモチベーションも上がります。

コースでのビギナー、キャリアのメンタルを大谷プロはこう分析する。

「とにかく“迷惑をかけたくない”というビギナー。キャリアはプラスになるとわかっていても、“ガミガミ言うのは気が引ける”となりがちです。たとえばビギナーが走って息が上がれば、ナイスショットは打ちにくいもの。キャリアは走ることよりも、スロープレーは防ぐ方法や、向きやボール位置など、コースだから起こるミスへのアドバイスをしてみては」

こんなやりとりがあるだけで“気にしすぎ”がなくなり、互いにストレスなく実のあるラウンドになるはずだ。


イラスト/タカセ マサヒロ 文/兵藤 宙
ALBA 809号に加筆

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