原英莉花のドライバースイング【連続写真】
「練習場の貸しクラブでアプローチ合戦をしたり、ドライバーで飛距離を競ったり、若者が練習で遊ぶ、これまであまり見ることがなかった光景を、目の当たりにしていますね」と大谷プロは言う。せっかくだからビギナーはさらにゴルフが好きになり、そしてキャリアはビギナーがゴルフを好きになることを見守る。そんな関係になればお互いにハッピーになれるはず。
そうなるためには、「気にしすぎ」をやめることだ。そこで練習場という設定で、ビギナーが思うこと、キャリアが感じることを考えてみた。
天井にボールを当ててしまったり、グリップが滑ってクラブを放り投げたりするのは、まわりからの視線が集まったかのようでとにかく恥ずかしい。そして動揺してしまい、思うように練習ができなかったり、そのまま撤収してしまうことも。
そのときキャリアが思うこと/誰もが通る道。まったく気にしていません
ティの高さが合ってない、グローブをしていない、グリップが消耗しすぎているなど、知識不足から起こることもあるわけで、まったく気にしていないので心配無用。
大谷プロによると「まわりのキャリアゴルファーは『俺も昔やったなぁ〜』くらいの意識で、大して気にしてはいません。ビギナーさんは、安全への配慮ができていれば、多少のミスはまったく気にする必要はありません」ということらしい。恥ずかしさは瞬間的なもの。ビギナーは気にしすぎないことだ。
イラスト/タカセ マサヒロ 文/兵藤 宙
ALBA 809号に加筆